青蛙房  図書目録

【 青蛙選書 】




 青蛙選書47  星占い星祭り
                                 新装版
 金指正三著

奈良時代に日本に伝来した中国古代思想の、星の動きで占う天文道・陰陽道・密教・道教が、さらに庶民の妙見信仰となり、宿曜道、九曜星、九星のいわゆる「占星術」などの運勢論にいたる。流星・彗星・金星・北極星・北斗七星の星たちに、国家の安寧、庶民は徐福招福を託した。夜空の「星」信仰の日本史。「文学から見た日本人と星」「星占い・星祭りのなりたち」「星占い・星祭り⑴、⑵、⑶」「地に降りた北辰北斗」「星占い・星祭りの残照」の章にわかれる。

A5判 314頁    ISBN978-4-7905-0888-5

 定価:本体3500円+税
 青蛙選書9  江戸府内 絵本風俗往来
                                     新装版
 菊池貴一郎・文と画
江戸ごのみ待望 !!
古書市場で高嶺の花となっている、明治三十八年刊東陽堂版の復刻版。総456頁に図版頁300頁以上。前編に12ヶ月往来の光景、中編に12ヶ月家中の光景、後編に内外の別なく雑の部とする。江戸に生まれ育った市井の好事家が、みずから見たままを、町のなかの季節の移り変わり、町家、武家の行事のさまざまの姿を、文に絵に、時日をかけ、手間をかけて描いた、悠々たる蓄積。

A5判 448頁         ISBN978-4-7905-0882-3
 定価:本体4,800円+税
青蛙選書1  非理法権天 
                                 新装版
 瀧川政次郎著
待望の「青蛙選書」第一番の新装復刊。法に関する日本のことわざ・中国のことわざ・大阪いろは歌留多から選出・分類して、ひとつひとつ丁寧に説いていく。「泣く子と地頭には勝てぬ」「傾城の千枚起請」「論より証拠」「仏の顔も三度」などに詠み込まれている、各層の人々の気持ちや暮らし。著者は法学博士。

A5判 388頁 ISBN978-4-7905-0101-5
 定価:本体3,900円+税
青蛙選書33  吉原の四季
                               新装版
 瀧川政次郎著
太田蜀山人作・清元の名曲「北州千歳寿」のわずか五百字の詞章に〝北州〟つまり〝新吉原〟の年中行事、遊女の生活などがおりこまれているという。既刊の詞章注釈本が、遊里の源である中国漢籍の出典にまで及ばないことに不満を感じた法博・瀧川政次郎が自ら著した異色の吉原研究。

◯緒論
「北州」詞章の資料価値/吉原文献としての「北州」/吉原・島原・長安平康里/戦後に加えられた吉原資料、他
◯総説
「北州」総説の成立/「北州千歳寿」なる題名/「北州」の大意と構成/「北州」と太田蜀山人、他
◯各論
オキ・正月・春・夏・秋・冬・総括祝言・チラシの八部に分かれる詞章
◯附録
天櫃和合神考/九郎助稲荷と吉原俄/江戸吉原の六郷藩邸/六郷藩邸と象瀉町、他

A5判 340頁  ISBN978-4-7905-0133-6
定価:本体3600円+税
青蛙選書69  洲崎遊廓物語
                                     新装版
 岡崎柾男著
昭和33年3月、著者は戦後「洲崎パラダイス」と呼んだこの街に、売春防止法成立で廃止される前夜に初めてここを訪れた。江戸時代からつづく根津の岡場所が、官命で明治21年に洲崎(江東区深川)に移転し、「吉原」に次ぐ規模と格式を誇る花街として栄えた。かつて妓夫や遣手をしていた古老をたずね、遊女や客、廓の生活などの聞書きをまとめた。

A5判 312頁  ISBN978-4-7905-0169-5

定価:本体3,000円+税
青蛙選書30   図説・日本の手品 
                                     新装版
 平岩白風著
切っても元どおりつながる綱、指の間で増減する玉、空箱から品物が出る、扇の先から水が出る…など、かつて手品は「和妻(わづま)」もと呼ばれ、その源流は遠く元禄時代にさかのぼる。手品・珍術の記録をもとに140種の伝統芸の図解とタネ明かし。著者は戦後初めて手品のタネ明かしを新聞に連載して評判になった。
A5判 220頁  ISBN978-4-7905-0130-5

定価:本体2,700円+税
青蛙選書24   図説・古武道史 
                                     新装版
 綿谷 雪著
武芸流派辞典などで著名の著者が、塚原卜伝の新当流、伊藤一刀斎の一刀流、宮本武蔵の二天一流など剣法の各流派、鞘の中にある勝利とする居合、古典的な格闘技の拳法・柔術・空手・さらに槍・薙刀・手裏剣・鉾・杖棒など、伝書や秘伝の60種250点の図版を添えて説く古武道の伝統。待望の復刊。
A5判 336頁 ISBN978-4-7905-0124-4

定価:本体3,700円+税
青蛙選書64    品川宿遊里三代 
                                     新装版
 
 秋谷勝三著

東海道の親宿・品川の飯盛女(めしもりおんな)が遊女化して品川遊廓が栄えた。その貸座敷の家に生まれ育った著者がつづった、ふるさと品川の明治から昭和にかけての宿場くらしの変遷。貴重図版64。

A5判 320頁 ISBN978-4-7905-0164-0

定価:本体3,000円+税
青蛙選書63  明治の銀座職人話
                                     新装版

 野口孝一編著

何度も焼け野原になり、そのたびに復興して、より賑わった「銀座」の人ぢから。江戸から続く葛籠製造販売「秋田屋」五代目の職人は、明治末期のわが町「銀座」の町並みと商家の暮らしぶりを綴った克明なメモを残していた。それらを託された中央区史編纂メンバーの編著者が整理し、地図や文献にてらして補筆。職人の目を通して見た証言録。

A5判  286頁  ISBN978-4-7905-0163-3
定価:本体2,800円+税
青蛙選書4    吉原夜話
                               新装版
 
 喜熨斗古登子述

劇界の女将軍とうたわれた古登女の、明治初年に吉原中米楼で育った思い出の語り口は、江戸前にあざやかな気っぷを見せる。練達の宮内記者の筆記が江戸から東京への特殊な世界を再現する。60余の吉原図絵と共に稀有の風俗資料。(7版)

A5判 256頁      ISBN978-4-7905-0104-6
定価:本体2,800円+税
青蛙選書6     県治要略
                                新装版

 安藤博編/瀧川政次郎解説
徳川幕府の民治政策をを知る根本資料として珍重されている本書は大正4年刊。編者は旧幕時代に代官所の吏務についていたが、明治以降に幕府の民治策が誤り伝えられているのを嘆き所蔵の手控類を資料として編んだ。古文書図絵豊富。

A5判 420頁      ISBN978-4-7905-0106-0
定価4,200円
(本体4,000円)
青蛙選書45   女芸者の時代
                               新装版

 岸井良衛著
三味線芸の女芸者が生まれてから売春禁止法まで260余年。その生きた時代の風俗の推移を時代分けに、年表風にたどる。その歴史と地域別のそれぞれの街の伝統と風習の解明。老妓などの聞書き、花柳用語。写真73。
A5判二段組 456頁      ISBN978-4-7905-0145-9
定価:本体4,000円+税
青蛙選書54  寄席切絵図  
                               新装版
 
 六代目三遊亭圓生
大正大震災前の、寄席芸能華やかなりし頃、東京15区の市内だけで90軒、全国で130軒もの寄席が栄えていた。記憶力抜群の圓生師の寄席にまつわる今昔譚100余の繁盛記録。喜多川周之が描く、東京・横浜の詳細な寄席切絵図33枚を挿入。

A5判、308頁               ISBN978-4-7905-0877-9
定価:本体3,000円+税
青蛙選書36  新版 三遊亭円朝 
                            新装版
 
 永井啓夫著
落語ファン待望「円朝研究」の基本書、新装版出来。落語界中興の祖といわれ、「塩原多助」「累ヶ淵」「牡丹燈籠」「死神」「黄金餅」などを創作、演じた円朝。30歳で明治維新を体験し、文明開化の東京で近代化の先頭に立つことになった円朝。創作「塩原多助」は修身教科書にも採り上げられて国民的理想像となった。軽薄な演芸とみられていた落語を高い境地に導いた円朝の、その波乱の生涯。友好関係、全作品はこの一冊で網羅。新発見の資料が加わる。

A5判 292頁 新装版      ISBN978-4-7905-0875-5 C0076-5
定価:本体2,800円+税

青蛙選書1

青蛙選書1
非理法権天
                                 新装版
 瀧川政次郎著
待望の「青蛙選書」第一番の新装復刊。法に関する日本のことわざ・中国のことわざ・大阪いろは歌留多から選出・分類して、ひとつひとつ丁寧に説いていく。「泣く子と地頭には勝てぬ」「傾城の千枚起請」「論より証拠」「仏の顔も三度」などに詠み込まれている、各層の人々の気持ちや暮らし。著者は法学博士。

A5判 388頁 ISBN978-4-7905-0101-5
定価:本体3,900円+税
青蛙選書2
御殿女中

三田村鳶魚著
江戸城大奥、御中臈出身の老女から鳶魚翁が聞き出した衣食住の詳細な記録。上臈年寄から御端下、部屋方の又者に至るまでの厳しい掟の中の生活図。口絵に奥女中風俗16項、本文挿画80.千代田城総建物配置図・御本丸大奥絵図。(3版)
A5判 340頁 3刷
品切中
青蛙選書3
旧事諮問録
                          新装版
旧帝大史談会編
明治24年、当時の帝大学者たちが幕末勤仕の多彩な諸役を経歴した古老に聞いた速記録。公式の文書にあらわれない、私の暮らし向きの打ち明け話は、その語り口に、いかにも幕末武家の風格が窺われて、読物としての面白さも無類。

A5判 416頁 新装版 ISBN978-4-7905-0871-7
定価:本体4,000円+税
青蛙選書4
吉原夜話
                         新装版
喜熨斗古登子述
劇界の女将軍とうたわれた古登女の、明治初年に吉原中米楼で育った思い出の語り口は、江戸前にあざやかな気っぷを見せる。練達の宮内記者の筆記が江戸から東京への特殊な世界を再現する。60余の吉原図絵と共に稀有の風俗資料。(7版)

A5判 256頁      ISBN978-4-7905-0104-6
定価:本体2,800円+税
青蛙選書5
新版 寄席育ち
 
                                7刷出来
 
六代目三遊亭圓生
「かつての噺家さんの伝記や芸談は、読み物として大そう面白いけれども、資料的には、やや物足りないものがあった。そこへ行くと圓生師は、明治・大正・昭和三代を生き抜いて来た数少ない生証人の一人なのなのだから、この本は、資料としても内容のあるものにしたかった」(編者・山本進)
1900年(明治33)生まれ。五つの歳から寄席にでて話芸ひとすじに生き抜いてきた根っからの寄席芸人、圓生師の口跡そのまま落語的描写の面白さを堪能させてくれる素噺一代記。


A5判、368頁、7刷      ISBN978-4-7905-0105-3
定価:本体3,500円+税
青蛙選書6
県治要略
                                新装版
安藤博編/瀧川政次郎解説
徳川幕府の民治政策をを知る根本資料として珍重されている本書は大正4年刊。編者は旧幕時代に代官所の吏務についていたが、明治以降に幕府の民治策が誤り伝えられているのを嘆き所蔵の手控類を資料として編んだ。古文書図絵豊富。

A5判 420頁       ISBN978-4-7905-0106-0
定価:本体4,000円+税
青蛙選書7
幕末の武家
                   新装版
柴田宵曲編
明治20年代から30年代にかけて、江戸会誌・同方会誌・旧幕府など、旧幕臣の手になる雑誌が出た。幕末資料として貴重な文献であるが、その中に、みずから体験した思い出を語った実録がある。特ダネやおもしろい読物を集めた。

A5判 376頁 新装版 ISBN978-4-7905-0872-4
定価:本体4,000円+税
青蛙選書9
江戸府内 絵本風俗往来
                         新装版
菊池貴一郎・文並画
江戸ごのみ待望 !!
古書市場で高嶺の花となっている、明治三十八年刊東陽堂版の復刻版。総456頁に図版頁300頁以上。前編に12ヶ月往来の光景、中編に12ヶ月家中の光景、後編に内外の別なく雑の部とする。江戸に生まれ育った市井の好事家が、みずから見たままを、町のなかの季節の移り変わり、町家、武家の行事のさまざまの姿を、文に絵に、時日をかけ、手間をかけて描いた、悠々たる蓄積。

A5判 448頁         ISBN978-4-7905-0882-3
定価:本体4,800円+税
青蛙選書34
庄屋平兵衛獄門記

宇野宗佑著
著者は自民党の代議士だが、本書は現実の政治に直接の関係はない。郷土滋賀県に埋もれた天保時代近江国の農民一揆史実を考証する柔軟な筆致は克明な郷土史家の愛情である。政治家感覚の広く鋭い史眼。他に異聞歴史随想6篇。
A5判 384頁 3刷
品切中
青蛙選書35
旧聞日本橋

長谷川時雨著
長谷川時雨は明治12年、日本橋通油町に生まれ、明治大正の女流劇作家の第一人者、女流文壇の先達であった。主宰した「女人芸術」連載の回想録は、まだ江戸の名残りの風物、庶民の生きた姿を、生き生きと伝えてくれる。図絵36葉。
A5判 300頁 2刷
品切中
青蛙選書36
新版 三遊亭円朝
 
                            新装版
 永井啓夫著

落語ファン待望「円朝研究」の基本書、新装版出来。落語界中興の祖といわれ、「塩原多助」「累ヶ淵」「牡丹燈籠」「死神」「黄金餅」などを創作、演じた円朝。30歳で明治維新を体験し、文明開化の東京で近代化の先頭に立つことになった円朝。創作「塩原多助」は修身教科書にも採り上げられて国民的理想像となった。軽薄な演芸とみられていた落語を高い境地に導いた円朝の、その波乱の生涯。友好関係、全作品はこの一冊で網羅。新発見の資料が加わる。

A5判 292頁 新装版      ISBN978-4-7905-0875-5 C0076-5
定価:本体2,800円+税
青蛙選書37
幕末明治実歴譚
                     新装版
綿谷 雪著
明治30年頃の、古老の逸事奇談を聞書きした雑誌「名家談叢」から読みごたえのある連載長編を4つ選んだ。速記法で語り手の語調を生かす。青木弥太郎ざんげ談・筑波騒動実歴譚・村田銃発明談・初代桃川如燕の伝。挿絵、地図入り。

A5判 424頁 ISBN978-4-7905-0873-1
定価:本体4,800円+税
青蛙選書41
染太夫一代記

竹本染太夫稿
六世竹本染太夫(寛政9~明治2)は文楽の紋下となった幕末期名人で、自筆の一代記29巻の稿本が完全に保存されていた。「手前味噌」と共に東西の名人の芸と時代相を語った双璧。口絵写真、自筆の挿絵63葉、大阪地図。

A5判 426頁  ISBN4-7905-
定価:本体2,500円+税
青蛙選書44
わが久保田万太郎

後藤杜三著
万太郎は浅草生まれ。下町の風土、義理人情の世界を描いて情緒的写実主義と評され、美しく繊細巧緻な文体をうたわれた。その文学境をたずね功なり名遂げた栄誉の文人の人間性を掘り下げる。口絵4頁。大宅壮一ノンフィクション賞。
A5判 328頁 4刷
品切中
青蛙選書45
女芸者の時代
                      新装版
岸井良衛著
三味線芸の女芸者が生まれてから売春禁止法まで260余年。その生きた時代の風俗の推移を時代分けに、年表風にたどる。その歴史と地域別のそれぞれの街の伝統と風習の解明。老妓などの聞書き、花柳用語。写真73。
A5判二段組 456頁      ISBN978-4-7905-0145-9
定価:本体4,300円+税
青蛙選書47  星占い星祭り
                                 新装版
 金指正三著

奈良時代に日本に伝来した中国古代思想の、星の動きで占う天文道・陰陽道・密教・道教が、さらに庶民の妙見信仰となり、宿曜道、九曜星、九星のいわゆる「占星術」などの運勢論にいたる。流星・彗星・金星・北極星・北斗七星の星たちに、国家の安寧、庶民は徐福招福を託した。夜空の「星」信仰の日本史。「文学から見た日本人と星」「星占い・星祭りのなりたち」「星占い・星祭り⑴、⑵、⑶」「地に降りた北辰北斗」「星占い・星祭りの残照」の章にわかれる。

A5判 314頁    ISBN978-4-7905-0888-5
定価:本体3,500円+税
青蛙選書50
芸界通信 無線電話

田村成義著
明治34年から17年間の、雑誌歌舞伎と演芸画報に連載された、冥府に無線電話をかけて故人を呼び出し話を聞くという趣向の芝居噺。奇智と洒落っ気にみちて話題も豊富に、さながら芸界太平記の趣がある。
口絵に俳優死絵8頁。

A5判二段組 600頁 ISBN4-7905-
定価:本体4800円+税
青蛙選書54
寄席切絵図
  
                               新装版
 
 六代目三遊亭圓生
大正大震災前の、寄席芸能華やかなりし頃、東京15区の市内だけで90軒、全国で130軒もの寄席が栄えていた。記憶力抜群の圓生師の寄席にまつわる今昔譚100余の繁盛記録。喜多川周之が描く、東京・横浜の詳細な寄席切絵図33枚を挿入。

A5判、308頁               ISBN978-4-7905-0877-9
定価:本体3,000円+税
青蛙選書56
近世悪女奇聞

綿谷 雪著
幕末から明治にかけて、市井の底辺に生きた強烈な悪女の生態があり、毒婦物と呼ばれる草双紙、実録の系列が流行した。雷お新、高橋お伝、夜嵐お絹、花井お梅、蝮のお政、大阪屋花鳥、妲妃のお百等、代表的悪女17人の実態と虚構。

A5判 288頁 2刷   ISBN4-7905-0156-6
品切中
青蛙選書58
徳川夢声の世界

三國一朗著
夢声は明治27年生まれ。映画説明で名をなし、トーキー以後は著述、俳優、放送の話芸で一時代を画す。同じ放送芸能人の著者が、多くの著書をもつ夢声に触発されたように公私にわたる足跡を克明に追う。芸術選奨文部大臣新人賞。
A5判 380頁 4刷
品切中
青蛙選書59
引札絵ビラ風俗史   
                       新装版
増田太次郎著
江戸後期から、配る広告<引札>、貼る広告<ビラ>が行われ始めたが、その背景には庶民勢力の抬頭があった。その情報性に着目して、広告史としてだけでなく、庶民生活史の手掛かりとして体系的にまとめた異色の世相風物史。挿画130。

A5判 300頁 新装版   ISBN978-4-7905-0874-8
定価:本体3,700円+税
青蛙選書62
新宿裏町三代記

野村敏雄著
新宿といえば盛り場の代表格。明治期からその裏町に細民街があり、著者の家は明治20年代からこの町に貸家を造り始めた草分け家主の家系。木賃宿や共同長屋の職人、人夫、小商い、物売り、露店、乞食の末まで。町と人との合唱。

A5判 310頁 3刷   ISBN4-7905-0162-0
定価:本体2,800円+税
青蛙選書65
日本橋魚河岸物語
                 新装版
尾村幸三郎著
徳川家康の入府以来、繁栄の江戸とともにあった日本橋魚河岸は、大正12年の大震災で消え去った。生まれ育った日本橋魚河岸の町、仕事、暮らしの再現のために、魚問屋「尾寅」13代目の懇親の筆業。【青蛙選書65】

A5判 368頁        ISBN978-4-7905-0165-7
定価:本体3600円+税
青蛙選書67
中仙道守山宿

宇野宗佑著
京から中仙道に入る第一宿守山。その歴史は古く、延暦7年、最澄の比叡山草創の際に、四境の門のひとつ守山寺東門院が建立され、寺門前町の宿駅として栄えた。守山育ちの練達の政治家が、史譚に富む故郷に寄せる熱唱の風土記。

A5判 400頁 3刷  ISBN4-7905-0167-1
品切中
青蛙選書68
信濃路絵筆の旅

末木澄山著
日本南画院の理事で、写生的風景を描いて定評のある著者が、旧街道、旧宿場の風趣が残る長野県下を歩き回った3年間に、目で見、肌で感じたままを素描した108景。山国で雪国のその風土に凛とした水墨画がよく似合っている。

A5判 320頁 2刷   ISBN4-7905-0168-X
3,689円
青蛙選書69
洲崎遊郭物語
                                    新装版
岡崎柾男著
明治21年より、深川の洲崎遊郭は吉原に継ぐ規模と格式を誇る花街として栄えた。昭和33年に遊里の灯が消える前夜に訪れて初回、時移って跡を尋ね、楼主、妓夫太郎、遣手の古老に聞き、史書を漁って本に仕立てるほどの馴染客。
A5判 310頁
定価:本体3,000円+税
青蛙選書70
当世おんな風俗画集

杉浦幸雄著
新漫画派集団の旗手だった杉浦幸男は明治44年生まれ。漫画歴70年、ますます張りきる。冷徹で洒落っ気の多い漫画家の手にかかれば、女の優雅さ醜さも、切実に捉えて笑わせ考えさせる。256枚の杉浦漫画の本質と昭和風俗史。

A5判 280頁   ISBN4-7905-
定価:本体2,500円+税